2016年にペルーのチカマへサーフトリップに行った際の体験と記録をベースに書いています。
当時は1ソル≒30円でした。(現在は33円ほど)
前回のおさらい
ワンチャコ5日目は、波は若干ダウン傾向だったものの自分なりに進歩を感じることができました。ローカルのフアロテにライディング写真もたくさん撮ってもらい満足。
世界一長い波!ペルー1人サーフトリップ2016 Day6 ワンチャコでサーフ撮影してもらった
そして、世界一長い波を求めて、いよいよチカマを目指します。
このペルー1人サーフトリップで多くの記事を書いていますが、
今回と次回がヤマ場です!!!
7日目
21日水曜日。
いよいよチカマへ向かう日がやってきました。
朝5時半に目が覚めます。
布団が薄くてちょっと寒いのです。
日中はTシャツで過ごしていますが、朝晩の冷え対策などは必要です。
他のサーフトリップでもそうですが、ユニクロのウルトラライトダウンは活用度高いです。
その他、ペルーサーフトリップに持っていってよかったものは世界一長い波!ペルー・チカマへの1人サーフトリップ2016 その5 これは持っていくべき!なグッズ紹介の記事にまとめました。
チカマへの道のり
7時にフアロテが車で迎えに来てくれました。
同行者はもうひとりのローカルのボディーボーダーです。
ガソリンを入れた後、国道のような道を走っていきます。
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_9575.jpg)
あまり記憶にないのですが料金所のようなところも通っています。
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_9576.jpg)
1時間半ほど走ったところで、いよいよチカマです。
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_9578.jpg)
このエリアは正式には
Puerto Malabrigo(プエルト マラブリゴ)。
![Puerto Malabrigo](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_9581.jpg)
プエルトはスペイン語で港の意味。
Puerto Chicama(プエルト チカマ)で万が一通じないときは、プエルトマラブリゴで伝えてみましょう。
そしていよいよ噂の波が!
そこから5分も経たないうちに海が見えるエリアに入り、チカマ到着です。
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_9582.jpg)
これがチカマの波!
![ペルー・チカマの波](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_9586.jpg)
![ペルー・チカマの波](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_9591.jpg)
波はけっこうタルめとのことですが、噂に違わぬロングウォール。
機械で整えたようなうねりが本当に美しいです。
ホテルEL HOMBREの部屋を確保する
ここでユウキさんという日本人に会いました。
1人で旅をしているようです。
久々に日本語喋った感があります。
宿はエルオンブレ。
チカマのポイント名にもなっているほどの有名宿です。
エルオンブレの個室は1泊50ソル。ちょい高い気もしますが、トイレシャワーついてるし快適です。
予約なしでも無事に部屋確保できました。
個室はけっこう空いてそうな雰囲気でした。
ちなみに、ユウキさんが泊まってる隣の宿は1泊25ソルとのことでした。
たぶん地図で見ると、Chicama Wasoかと思います。
念願のチカマ初サーフ!
まずはエントリー
早速着替えてビーチへ。
噂に聞いてた長~い海岸線をひたすら歩きます。
10-15分ぐらいでしょうか。
とは言っても思ったよりは遠くない印象です。
先客の3人を参考にしながら、ひとつめと二つめの岬の間の砂浜からゲティングアウト。
途中から、気づかない間に猛烈に右に流されて、岬が近づいてちょっと焦りますが、あっという間に岬の反対まで流れてしまいました。
数人が波待ちしてたので、そのあたりに居座り波を待ちます。
チカマで初めての波が衝撃的の長さ
2,3分後、ちょうど良さげな波が来たのでテイクオフ。
この一本目がまさかの記録的ロングライドに。
優しくかつ規則正しく割れる波。
途中早めのセクションがありますが、といってもちょっと加速すると抜けられるぐらいです。
とにかく乗り続けようと、当てたりとかせずポジションキープし続けます。
目の前にはモコモコとうねりが盛り上がり、それがずーっと続いていきます。
たしかに、途中で立って脱力しないと脚力がもちません。
乗り続けてようやく下りたのはほぼエルオンブレ前。
思わずガッツポーズし奇声を発します。
これか。
噂の、世界一のレフト。
その距離は・・・
793m!!!
1分55秒!!!
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_BACB8C01E1AE-1.jpeg)
サイズは胸ぐらいだったかと思います。
私にはちょうどいいサイズです。
初ライドからこんな波を体験できるとは。
チカマ恐るべし。
2本目に乗るため歩いて再度エントリー
気分を良くして再び砂浜を15分ほど歩きます。
これを2ラウンド目というべきなのか1ラウンド目の続きなのか定義が難しいシチュエーションです。
今度は先ほどよりさらに奥、二つめの岬付近からゲットしました。
ここからだと、ひとつ奥のピークにたどり着きます。
しかし以外と人が多く、なかなか波を捉えられない間に流され流され。
ようやく乗った波ははるか遠くから先客が乗っててプルアウトを余儀なくされます。
その後ちょっとパドルしてポジション戻したりしつつもなかなか波を捉えられません。
そうこうしている間にどんどん右に流され。
気付いたらエルオンブレ前も過ぎ。。。
もう上がるか、とようやく上がった場所はさらに100mほどピア寄り。
すごいカレントです。
なんか疲れてしまい、上がることにしました。
![チカマでのサーフィンログ](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_1C9293D6B1F7-1.jpeg)
さきほどの793mは幻だったのでしょうか。
でも、あの793mのおかげで、あと2日でいい波取れなくても満足感があるなと感じました。
*結果的には、それよりさらに長い距離に乗ることが出来ました!
チカマで初の昼食
付近を散策してレストランを探します。
一本街側に入った道にあるレストランへ。
シーフードチャーハン18ソル、ビール5ソル。
この飯、シーフードゴロゴロ入っててとても美味しいです。
そして嬉しいことにクレジットカードが使えます。
ちょっと現金の足りなさ具合に焦っていたので助かりました。
チカマ、ワンチャコでのレストランの詳細などは世界一長い波!ペルー・チカマへの1人サーフトリップ2016 その3 食事とオススメのレストランで紹介しています。
再びチカマのロングライドを目指す
昼食後、しばし部屋でゴロゴロし、昼寝。
ワンチャコでの疲れなのかチカマのロングライドの疲れなのか、目標の15時半になってもなかなか起き上がれませんでしたが、気合で起床。
午前は日焼けで顔がピリピリしたので日焼け止めを入念に塗りつつ、久々の海用サングラスを装着して出動します。
水温は低めなものの、日差しはかなり強いです。
私は目が紫外線に弱く、特に海外でのサーフィンは充血がひどくなりサーフィン用サングラスが欠かせません。
再びロングライドできたのでしょうか??
またトコトコ歩いて二つめの岬のふもとからゲットします。
今回はそこそこ400mクラスのライディングもあり、またフアロテにレクチャーしてもらったターン時の手を意識します。
たしかにスムーズに上がれる感があります。
一度上がって、また約15分ほど歩いて戻ります。
今度は二つめの岬の岩沿いギリギリから行くと、けっこう歩けてしまい拍子抜けするほどラクにゲットできました。
で、ラインナップの最もアウト側にエントリーします。
これは期待できそうと思たのですが、なかなか波が来ない。
むしろそこまでアウトを目指さずにゲット中の波に乗るべきでした。
知らぬ間にどんどん右へ流れ、奥にはボートでサーファーが次々と運ばれてきて、あっという間にラインナップの後ろの方に回ります。
こうなると、第二ピーク狙いとなります。
奥から皆が乗ってくるので、チャンスをうかがうしかないのです。
幸い、何本も後に乗れそうなのが来たため、また数百mのライディング。
ワンチャコでもそうでしたがそれ以上のこの距離が当たり前になってくるのがなんとも恐ろしいです。
18時過ぎに上がります。
チカマのブレイクの向こうに沈んでいく夕日がきれいです。
夕食場所を探すも。。。
シャワー後昼間のレストランを目指しますが、人気のない海沿いの道にちょっと恐怖を感じます。
これは危ないかもと引き返し、途中の店で水を買いつつ、宿に戻りました。
おばちゃんに(キッチンではなぜか西洋人客らしき人たちが料理しているのですが)、
なんか食べ物ありますか?
というと、(これは英語で通じたような)
チキンかフィッシュがあるよ!
というので鉄板のチキンをオーダー。
おそらく、pollo saltadoかfritoが出てくると期待。
結果、pollo fritoが2枚、ポテト、ガーリックライス、サラダ。
![](https://surftripworld.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_9614.jpg)
てか、超美味いです。
ビール2本と合わせ計25ソルでした。
ここチカマでもビールはピルセントルヒーヨでした。
夜はよくストレッチをして、21時過ぎに就寝。
まとめ
いかがでしたか。
初めてチカマにたどり着き、チカマの波を生で見たときの感動。
初めてチカマでゲットし、猛烈なカレントに流されたときの焦り。
そして初めてチカマで乗った波が793mという人生で圧倒的最長の波となったときの喜び。
これを読んだあなたはぜひチカマを目指してください。
次回「世界一長い波!ペルー1人サーフトリップ2016 Day8 チカマで人生最長の波に乗る」は山場です!ぜひ御覧ください1